
東に日本一の富士山を臨み、「越すに越されぬ大井川」を見下ろす。静岡県のど真ん中、牧之原台地。 私たち「茶匠庵」はここでお茶づくりに励んでいます。 その昔、牧之原台地の土地はとても荒れた雑木林で、作物などは育ちはしないと、誰も手をつけない場所でした。 ここを開墾しお茶の栽培を始めたのが、江戸幕府の終焉により職を失った旧徳川幕臣たちでした。 開墾作業はそれは大変なものだったと今も言い伝えられています。 先人達の尊い努力のおかげで、現在の牧之原台地には見渡す限り一面に茶畑が広がり、その名前は日本一を誇る茶所として知られています。 牧之原台地は台地であるため日照時間が長く、昼夜の温度差もあり、また朝夕には霧が発生するなど、お茶づくりには理想的な地理条件を備えています。 その恵まれた条件の中、丹精込めて手入れした畑から摘んだお茶の葉を熟練の職人が製茶をし、「茶匠庵」の深蒸し茶が生まれています。 |